2021年を振り返る
Life
1.はじめに
2021 年も残すところわずか…。
今年からガキ使の放送がないので、大晦日なのに年納め感がない、そんな心持ちです(まぁ「正解は一年後」のおかげで、年末感を感じることはできてるんですけどネ)
というわけで本記事は 2021 年の振り返りと 2022 年の目標に関するブログです。
2021 年は研究室に配属になったり(院進します)、就業型インターンに参加したり(主に Web フロント)、個人開発でも色々作れたり、エンジニアとして、大学生として、色々な機会に恵まれた一年だったように思います(有難い)。
それでは、2021 年にやったこととその反省、そして 2022 年の目標を書いていきたいと思います!
2.2021 年の振り返り
2.1 研究
学生の本分とやらは学業にあるらしいので、まずは研究についてです。
自分は、3 年の時に一度インターンを色々受けて、院進することを決めたので、研究を真剣にやり、そこから色々な知識(特に機械学習)や考え方を得たい気持ちが強かったです。そのため、Web 上のデータを機械学習できて、研究に真剣に取り組める環境に身を置きたいなぁ…ぐらいのふんわりとしたことを 3 月の時点では考えていました。
そして、4 月。研究室に配属されたは良いものの自分は研究のことが右も左もわからなかったので、とりあえず配属されたと同時にスタートした企業との共同研究をやってみることにしました。英語論文を読むコツも掴めていなかったり(今も掴めているとは言い難いですが)、機械学習の基礎知識が自分が思っていたよりも全然なかったりと、研究力の低さゆえに、色々効率が悪かったような気がしています。
具体的にどんなことをやっているか?に関しては、論文にするまでは公表してはいけないことになっているので、ここには書きませんが、「機械学習を使って xxx の課題を解決しよう」という形に 7 月くらいに落ち着いて、主に自然言語処理系の機械学習の技術に触れています。現在は来年の国内学会に向けて、論文を書いています、もっとブラッシュアップして国際学会とかにも出したいです。この研究が一段落したら、新たなテーマにも取り組んで、たくさん論文を書きたいという気持ちになっています。
2.2 個人開発
ここでは、研究やインターン、アルバイト以外で取り組んだ個人開発についてです。
今年のアウトプットの中で大きかったのは以下の二つかなぁ、と思います。
- Typescript でニューラルネットを実装(制作期間:1 ヶ月)
- 「コンピュータシステムの理論と実装」の実装(制作期間:10 ヶ月)
昨年の個人で開発したものは 2 つともアプリケーションでしたが、今年は 2 つとも車輪の再発明。
まずは、一つ目の「Typescript でニューラルネットを実装」についてです。研究で深層学習が必要になり、そのアウトプットがしたいなぁ、となり実装しました。
zenn で記事も執筆しました。
自分の趣味開発を解説しただけの記事だったのですが、思いの外たくさんの方に読んでいただけたみたいです。とても嬉しいですね。
次に「コンピュータシステムの理論と実装」の実装についてです。情報学科のくせに、コンピュータサイエンスの基礎知識が欠落しているなぁ、という自覚があったので取り組み出したのが 1 月。春休みぐらいに完成すればいいなぁ、ぐらいの気持ちで気軽に始めたのですが、完成までに 10 ヶ月かかりました。以下、リポジトリです。
CPU を Nand ゲートからスクラッチ実装したり、Go でコンパイラやアセンブラを書いたりと、初めての作業がとても多く勉強になることがたくさんありました。2022 年はもっと Go を書いていきたいですね。
また、個人開発ではありませんが、それ以外にも今年は競プロを頑張り出したり(入茶した)、統計検定 2 級を取得したりしていました。
2.3 インターン
就活の年ではありませんが、インターンにもたくさん参加しました。今年参加したインターンは以下の通りです。
春インターン
- Wantedly
- クックパッド
- リクルート・データサイエンスハッカソン
夏インターン
- Access
- クックパッド
- リクルート
就業型・イベント型の両方に色々参加できて嬉しいですね!ブログも書いてます。興味がある方は読んでみてください。
2.3 趣味
映画後の反省の章でも書きますが、本や小説、映画にじっくり向き合って自分なりの考察をする時間をあまり持てなかったり、そもそも映画や本がたくさん読めなかったりしたのが少し残念です。流し読みではありますが、読んだ本・映画で記憶にあるものはざっと以下の通りです。
映画
- 素晴らしき世界
- Joker
- 後妻業の女
本・小説
- 走ることについて語るときに僕の語ること
- 欠乏の行動経済学
- 知の体力
2022 年は時間をもっとうまく使って、もっと映画や本に触れる時間を増やしていきたいですね。週に一冊ずつ・一本ずつ純粋な興味に基づくものに触れるくらいが理想です
また、ランニングについてですが、マラソンにも一回しか出られませんでした。来年はもっと出たいです。
3.学んだこと・良かった事
こうして振り返ってみると、今年は色々な機会に恵まれ、開発や研究など様々な経験ができたなぁ、と思います。就業型インターンにたくさん参加することができ、エンジニアとして、かなり自信がつきました。
来年は今まで参加したことのない外資や研究系のインターンに参加して、エンジニアとしてのスキルをもっと高めたいです。
また、個人開発でアウトプットを色々作ることができたことも良かったです。個人開発は普通に楽しいので継続していきたいです。
4.反省
そして、反省点です。
競プロで入水する事ができなかった。
はい。去年の目標に掲げていたのですが、結局入水はできませんでした。自分が思っていたほど、AtCoder は甘くなかったですね。ですが、最近競プロが趣味化してきていい感じなのと、競プロで得た力が開発で役に立っていると感じないこともないので、来年(4 月くらいを目標に)こそは入水します!
英語力と機械学習・深層学習の実装スキル・知識が低く、研究を進めるペースが遅かったこと
次に研究面です。自分は Kaggle に参加したことがあったり、Coursera のコースを受講したり、開発もインターンである程度経験していたので、機械学習・深層学習もできるかなぁ、と甘く見積もっていたのですが、そうはなりませんでした泣。来年は Pytorch での深層学習の実装をもっと勉強したいし、論文の実装も迅速にできるようになりたいですね。
また英語力。TOEIC 800 あるし…と過信していたのですが、論文を読んだり、ゼミで留学生と話すときにかなり詰まってしまいました。こちらについても意識的な努力が必要そうなので、来年は頑張っていきたいです。
読書量が減ってしまったこと・流し読みばかりになってしまったこと
研究やアルバイト、個人開発で忙しく、読書量や映画と向き合う量が減ってしまったことも反省点です。残り僅かな学生生活の中で、映画や文学の勉強もしてみたいと思っているし、また、こうしたすぐには役に立たないようなインプットはすごく大事にしていきたいと思っているので、来年は時間をうまく使って、このような時間も増やしていきたいです。(書評とかをたくさん書く?)
5.2022 年の目標
それでは最後に、2022 年の目標です。昨年同様、「継続的な努力が必要そうなもの」「行動的なもの」「習慣的なもの」に分けて書きたいと思います。
継続的な努力が必要そうなもの
- AtCoder で水色になる(4 月くらいまでを目標に)
- 機械学習・深層学習の実装スキルをモデルの解説や取り組むタスクからその実装や設計がすぐに思い浮かぶレベルまで向上させる(そのためには、教科書等によるインプット、研究・インターン・個人開発でのアウトプットが重要)
- 4 月の応用情報を取得する。
- 個人開発で作りたいものを作る(現時点で作りたいもの:Go によるドラマ視聴率 API,自作 React with Typescript,Transformer from scratch,小梅太夫 bot)
- 論文を 2 本以上書く(今の研究に加えて、個人でも研究を始める)
- ゼミや進捗報告での発表を英語でできるようになり、留学生と英語で議論できる程度のスピーキング力を身につける。
- 英語の論文を文レベルで DeepL に頼らずとも読めるようになる。
行動的なもの
- 外資系企業や研究系のアルバイト
- インターンにたくさん応募する。
習慣的なもの
- 家計簿をつける(来年は確定申告で焦らないように)
- 通学して、電車内で読書をする.
- 文章を書く時は、息切れしないように「構成決めに 1 日,メモに 1 日,1・2 章に 1 日,3,4 章に 1 日」のようにペース配分を考えて余裕を持って書く、
- 部屋の整理やデスクトップの整理など、情報の整理を心がける。
2021 年の年末時点で考えている目標はこんな感じです。ですが、やっぱり、その時々で面白そうだと思ったものをやっていくべきだと思いますし、色々なことにガンガン手を上げていくべきだと思います。(理由は去年のブログと同じ)
というわけで 2021 年も色々ありましたが…2022 年もゆるやかに頑張っていきたいですね…。
では。